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ランとミツバチの捕獲 ニホンミツバチを飼育するにはミツバチを手に入れなくてはなりません セイヨウミツバチの場合購入することになりますが、 ニホンミツバチは購入もできますが、自分で捕獲して飼育するのが一般的です。 ミツバチの生態を知る上でも、是非捕獲に挑戦してみてください。 早めの準備が捕獲への第1歩! 今年無捕獲だった方は、すぐに翌年の準備をしてください。 キンリョウヘンの確保と、待ち桶の製作など、 本気になれば女神様も微笑んでくれるはず・・・。 2010年の猛暑が終わったら来年の捕獲の準備を・・・ 専用待ち桶の販売を始めました⇒こちら 2011年5月17日巣枠式巣箱に入居の動画⇒こちら |
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初めて捕獲、飼育に挑戦する人のために その準備と手順を紹介します 確実な捕獲のために、できれば11月末から準備しましょう 準備する順番に紹介をしてゆきます。 参考にしてください。 ※以下に紹介する捕獲、飼育の方法は待ち桶で捕獲して 飼育専用の巣箱に移し変えて飼育する方法です。 紹介した方法で製作した待ち桶は、捕獲専用です。 待ち桶をそのまま飼育箱にすると後に不都合が起きる場合があります。 必ず飼育専用の巣箱か、重箱に移し変えて飼育してください。 準備編
2010年の捕獲の記録 2010年の捕獲の実際の手順、状況を公開します。 参考にしてください。 キンリョウヘンの販売サイトの紹介 最近はどのサイトも完売の状態ですが、 まだお持ちで無い方はこまめにチェックして 問い合わせてみてください |
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↓ 巣枠式巣箱を待ち桶にする時や、専用待ち桶から巣枠式に取り込む時は下記より↓ | |||
巣枠式巣箱を待桶にする時は |
待桶から巣枠式巣箱への移す手順 |
待ち桶 ニホンミツバチを誘引し捕獲するための箱を、待ち桶といいます。 四角い箱だったり、中空の丸太だったり、重箱式の巣箱や巣枠式の飼育箱をそのまま待ち桶にしたり、いろいろです。 |
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偶然発見したお宝。農家の物置に眠っていました。捨てるつもりとのことでしたので、もらってきました。 大変軽く古びていますので、待ち桶にぴったりです。 胴部分に15ミリのほどの丸穴を開けます。この枡で飼育はしません。専用待ち桶です。 優良物件、見るからにみつばちが寄ってきそうです。 |
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待ち桶の製作 ニホンミツバチを捕獲、飼育するには まず、下記画像のような待ち桶を製作しておく必要があります。 できれば12月末までに作り終えて、分封期の4月末まで風雨にさらして、 木の匂いやアクを抜いておかなければなりません。 事前の準備が春の捕獲数に影響してきます。 その時になって、あわてて準備してもなかなか捕獲できるものではありません。 私の待ち桶は
作り方はいたって簡単です。誰でも製作できると思います。 このような待ち桶を12月末までに数個製作して準備しておきましょう。 箱の表面をバーナーで焼いて黒くしたりしますが、私は墨汁を薄めて塗ります。 やはり色が暗いほうが、入居率が良いようです。 捕獲時にはミツロウを塗りますが、塗るのは捕獲の直前です。 早く塗っておくとミツバチを呼ぶ匂いが消えてしまいます。 塗り方の動画は⇒こちら |
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写真左は、蜂友S氏の、アク抜きも終わって入居待ちのハチ用新築物件(重箱式)2007年当時の物 重箱式は飼育、採蜜がとても容易で、製作も簡単ですが、 移し変え、合同、人工分蜂などの操作がとても厄介です。(私は重箱式の操作はできません) 友人も、現在はすべて巣枠式の飼育箱に変更しています。 写真右は、巣枠式飼育箱、この場所で待ち桶として使用、 そして入居、そのままその場で飼育したものです。 |
捕獲場所の探索 捕獲場所 捕獲場所つまり待ち桶設置場所はどこにするか? ニホンミツバチが入居してくれる場所は何処か、これがわかるまでには、観察、努力、経験、運、が必要です。 もし、あなたに運があれば、自宅の庭に箱を置いたその日に、ランが無くても入居するでしょう。 しかし私は運が無かった。3年間の観察、努力、経験が必要でした。1年目、2年目は今思えば、本当に見当はずれな所に仕掛けていました。入ったと思ったらセイヨウミツバチだったこともあります。それはそれで嬉しかったのですが、けっこう刺されました。セイヨウミツバチは、ニホンミツバチと比べると、気が荒く、刺された時の痛みも強いです。 探索、事前調査 さて、春に捕獲をしようと思ったら、前年の11月、12月は捕獲場所の探索をしておきましょう。 分蜂期が来てあわてて行動しても、まず捕獲は無理と考えて、早めの準備をしましょう。 まず第一に、蜂のいるところ。 近くに自然巣があるところ、又は過去あったところ。 大木の脇、神社、墓場、などです。あまり山の奥はいません。 市街地にも結構生息しているものですが、捕獲には確実とはいえません。 私の経験からすると、里山の山すそです。 冬が来る前に探索をしておきましょう。 春なら、梅や桜の花が咲いたら、観察してみてください。きっと見つかるはずです。 秋なら、アレチウリやセイタカアワダチソウの花を観察すると、近くに自然巣があるところなら、ワーンと、羽音がするほどたくさん訪花しているはずです。 後は分封時期に、箱を設置して、脇にランの花を置けば、きっと入居してくれるでしょう。 新潟地方の分封は5月10日ごろピークを迎えると思います。 その年の気候、その地方で分封時期は、ずれますので各自観察し、経験をつんでください。 |
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里山の山すそを探索していると | ||||
山すその畑の脇を探索していると、上記画像のような農具置き場、資材置き場の類が見つかります。 このような場所の軒下、脇、木の脇などが狙い目です。 近くに、墓場などがあれば、もっと良いですね。(墓には結構自然巣があります) |
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里山の神社 |
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里山に点在する神社は一番の場所です。 広い境内に鎮守の森。杉の大木の割れ目に自然巣がある神社もあります。 このような神社を数箇所見つけておきましょう。 |
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神社の床下、軒下などが雨が当たらなくて良い場所といえます。 他人の畑、神社、などに設置する場合は、持ち主、管理人に事前に了承を得ておきましょう。 無断で設置すると、トラブルの原因になりますし、待ち桶を破壊、廃棄されてしますこともあります。 なお、キンリョウヘンを設置する時は、切花で設置しましょう。 鉢ごと置いておくと、盗難にあう恐れがありますので、気をつけてください。 親戚、友人、知人の庭先 里山に友人知人があったなら、その庭先、軒下などをお借りすると良いでしょう。 待ち桶を破壊、廃棄される心配が無いので、安心ですし、 ミツバチが入居した時は、知らせてくれるでしょう。 キンリョウヘンを鉢のまま設置しても、盗難の心配がありません。 秋には、ハチミツのおすそ分けを忘れずに。 本格的な冬になる前に、このような設置場所を製作した待ち桶の数ほど、見つけておきましょう。 |
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待ち桶の置き方 神社の床下には、こんな具合に置きます。 縁台の上に置きたいのですが、目立ってしまい、不審物に思われても困るので、 いつも目立たないように置いています。 キンリョウヘンがあればミツバチはだいたい見つけてくれます。 見通しの良い所に、鉢のままのキンリョウヘンと共に置いています。 キンリョウヘンにはに洗濯ネットを被せています。 こうすることで、受粉を防止して何回も捕獲に使用できます キンリョウヘンがミツバチにより受粉してしまうと、ミツバチの誘引物質を出さなくなり、 花が終わってしまいます。ミツバチが直接花に触れないようにしましょう。 2009年の5月1日の画像です。この年はこの日にいっせいに分蜂が始まりました。 |
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キンリョウヘンの準備 ニホンミツバチを捕獲するには、待ち桶にミツロウを塗り、捕獲に適した場所に置いておくということですが、これがなかなか入らないわけです。 特に初めての人は、春の分蜂期に捕獲できないと、1年間蜂を飼えないことになってしまいます。 夏にも分蜂はしますが、夏の捕獲は困難だと思ってください。それに夏以降に捕獲しても、冬が来る前までに越冬に十分な蜜が貯まらない恐れがありますし、蜂の数も越冬に十分な数まで増えない恐れがあります。 春に捕獲したニホンミツバチなら、順調な飼育ができますし、秋には2〜3キロのハチミツが採取できて、越冬するのに十分な蜜が残ります。そしてまた来春分蜂させることができます。 そんな訳で、春の捕獲を確実なものにしなければなりません。 捕獲をより確実にするキンリョウヘン キンリョウヘンがあれば100%捕獲に成功するという訳ではありませんが、「鬼に金棒」以上の効果があります。 過去2年間捕獲できなかった私も、キンリョウヘンを使って始めての捕獲に成功しました。 今でも、キンリョウヘン無しの捕獲はとても確率が低くなると思っています。 |
ミツバチを呼ぶラン ミツバチを誘引する蘭は、代表的なものにキンリョウヘンとデボニアナムがあります。 キンリョウヘンには、白花と赤花があり、葉に斑のあるものと、斑の無い青葉があります。 デボニアナムは原種で花は赤花になります。 それにキンリョウヘンとデボニアナムの交配種のミスマフェットがあります。 以下に私の所有しているそれらの画像を掲載します。 |
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不思議なことにニホンミツバチの分封群は、キンリョウヘン、デボニアナム、と両者の交配種のミスマフェット の花に誘引されるという奇妙な性質があります。セイヨウミツバチは誘引されません。 その理由は「ニホンミツバチ」というサイトに詳しく出ているので、省略しますが、ニホンミツバチを飼育する者は、捕獲の確率を上げるため、このランを求め、栽培することになってしまいます。 |
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5月の連休に間に合わせるため、部屋へ入れて加温したら、各鉢の花芽が伸びてきた。 写真中の、「ドロシーストックスティル フォアゴットンフルーツ」も巨大な花芽を伸ばし始めた。このランもデボニアナムの血統を継いでいるので、蜂を誘引するらしい。2009年に検証してみましたが、ミツバチは訪花するものの、捕獲にはいたりませんでした。 デボニアナムは誘引力は結構強いものの、開花時期が遅く、分蜂期が終わってからになってしまうので、捕獲に使用するには、開花を早める技術を習得しなくてはなりません。しかし蘭栽培の苦手な私には、ちょっと困難かも・・・。 栽培方法は洋蘭のシンビジュームとほぼ同じです。あまり病気にもかかりません。 しかし、ナメクジ、カタツムリの食害には注意してください。 ナメクジ、カタツムリの防除法はこちら |
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どうやって入手するか こまめに販売サイトをチェックしましょう。 ミツバチを呼ぶ蘭は、一般の花屋さんにはまず無いでしょう。 新潟では新潟市で1軒だけ蘭専門店で販売しています。、2年前でしたので今は在庫があるか確認していません。 新潟市の細川洋蘭農園(2008年当時、キンリョウヘンの他、デボニアナムの在庫が2鉢あり、私が1鉢購入しました) 2010年1月頃まではキンリョウヘンの在庫がありました。近隣の方はお問い合わせを・・・。 東洋蘭を趣味で栽培している人が、まれに所持していることがあります。 ミツバチ飼育者でなければ、どうってこと無い蘭なので、安く譲ってもらえるかも知れません。 キンリョウヘンを購入するとなると、今はインターネットの通販で購入するのが確実だと思います。 検索すると多数の通販サイトが見つかります。 しかし、3年ぐらい前から品薄の状態が続いています。それ以前は、どこでもいつでも在庫があり、購入できたのですが・・・。 |
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インターネットでの販売サイトは現在在庫切れのサイトがほとんどですが、 東洋蘭の大石さんは、確かな蘭を販売しています。(現在売り切れで販売休止中) 毎年6月から販売開始ですので、次の年の捕獲のために 早めの注文をしておくと良いでしょう。(2010年も早々に売り切れたようです) |
東洋蘭の大石さんはこちら |
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春の捕獲に間に合わせたいのなら、 向島洋蘭センターと言うサイトが、毎年3月頃に花芽付きの白花キンリョウヘンを限定販売します。(2010年は完売だそうです) |
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「山田蘭園」さんでも販売しています。 現在(2011年2月)キンリョウヘンの在庫が少々あります。。 ミスマフェットの在庫があるようです。(2011年2月現在) 花芽の有無は各自確認してください。 |
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フジ園芸にも在庫があるようです。 デボンオデッセイの在庫があるようです。(6月9日現在) この蘭は、デボニアナムの血統なので、ミツバチを呼ぶと話題になった蘭です。 誘引力の強弱のほどはわかりません。 フジ園芸さんで販売していた花芽付きキンリョウヘンは完売したようです。 花芽付きのデボニアナムの在庫があるようです。(6月9日現在) デボニアナムの誘引力は強いですが、開花時期が遅い傾向にあるため、開花時期調整にコツがいるようです。 開花時期調整(早めの加温)をしないと、分蜂期が終わってから開花します。 キンリョウヘンの苗の在庫があるようです。(6月9日現在) |
フジ園芸さんはこちら |
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以上キンリョウヘンの通販があるお店です。 なお購入は自己責任でお願いします。 |
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春に捕獲使用する場合は必ず花芽付きを とても大事なことですが、花が咲かないとミツバチは誘引できませんので、 必ず花芽付きのものを購入しないといけません。 11月以降ですと、花芽が確認できますので、良く確認して購入してください。 小苗の場合、花芽が付くまで2〜3年かかる場合があります。 キンリョウヘンをたくさん持っている方なら良いですが、 初めての捕獲の場合、花が咲かないと1年を棒に振ることになりかねません。 |
巣箱のいろいろと、その準備 ニホンミツバチを飼育する場合、重箱式にするか、巣枠式の巣箱にするか、迷うところです。 飼育したことの無い方であれば、なおさらだと思います。 以下を参考にして、他サイトも参考にして、3月下旬までには巣箱を準備しておきましょう。 自作をする人は、正月休みを利用するのも良いでしょう。 次に、私の思うところの各飼育箱の長所、短所、特徴などを上げてみます。 |
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ざっと以上の特徴があります。 |
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重箱式巣箱 |
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重箱式とは上記の画像のように、まさしく重箱を重ねた構造の巣箱のことで、 おおむね30センチ角、高さ10センチ〜15センチの枠を3〜4段重ねています。 この巣箱の長所は何といっても安価なこと、自作できることです。 電動丸鋸があれば自作可能ですが、スライド丸鋸があれば、 正確にまっすぐ切断できるのでお勧めです。 スライド丸鋸は、ホームセンター等で、3〜4万円で販売しています(プロが使うものは12万円前後) 夏の暑さで巣が溶けて落ちるのを防ぐために必ず巣落ち防止の棒を入れてください。 巣落ちしますと、逃居する場合があります。(ほとんど逃居するでしょう) 重箱と同じ寸法の待ち桶を作ると、そのまま上に乗せて飼育できるので、便利です。(画像右) 巣は下のほうへ伸びて行き、上は貯蜜部分となりますので、秋に上の部分を切り取り、 採蜜します。巣が成長したら順次下へ重箱を継ぎ足します。 換気が悪いので、蜜の糖度が78度以下の場合があり、蜜が発酵してしまうことがあります。 換気をよくするため、各自工夫をしてください。 私は最初の1年だけ、重箱で飼育しましたが、その後すべて巣枠式に変更しました。 以上、重箱式巣箱の一例です。重箱式は各飼育者が創意工夫をしているようです。 あなたも重箱式を製作するなら、飼育、採蜜しやすい巣箱を工夫してみてください。 |
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巣枠式巣箱 |
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画像はこのサイトで販売している巣枠式の巣箱です。 市販のセイヨウミツバチの巣箱より一回り小さくできています。 ニホンミツバチの体がセイヨウミツバチより少し小さく、増巣スピードも少し遅いためそれに合わせました。 |
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巣枠式は文字どうり巣枠に添って巣を作ってもらうための巣箱です。 セイヨウミツバチの飼育で、標準的に行われている飼育方法で、人工分蜂、採蜜を効率的に行えます。 ニホンミツバチは、巣枠飼いには向かないと言われることもありますが、 何の問題も無く、巣枠式の巣箱で飼育できます。 私も、始めはセイヨウミツバチの標準箱で飼育しましたが、どうも箱が大きいようです。 それで、今の大きさにして、飼育しています。 観察窓付きの飼育箱ですと、巣箱内のミツバチの生活がじっくり観察できるので、 子供たちにも大好評です。 巣箱がいっぱいになったら、重箱を重ねるように、下でも、上でも、好みの場所に継箱できます。 もちろん換気が良いので、蜜の糖度は、最高83度まで上がったことがあります。 通常飼育で、80度前後です。 ニホンミツバチの巣は大変もろく壊れやすいので、遠心分離機での採蜜には向かないと 考えています。採蜜の様子はこちら 春に王台ができたら、人工分蜂も容易に行えます。 王台が付いた巣枠を、働き蜂ごと別の箱に移すだけです。手順はこちら 欠点は、自作が困難で、購入すると高価なことです。 自作するには、専用の工具が必要になります。丸鋸だけでは、できないでしょう。 私は大工なので、工場もありますし、工具もそろっていますので、好みの箱を製作できました。 セイヨウミツバチの巣箱を利用しても飼育は可能です。 また、他社からもニホンミツバチ専用の巣枠式巣箱が販売されています。 それぞれ、長所、短所があるようです。 分蜂期に捕獲し飼育開始するのが一般的です。 3月末までには飼育箱、待ち桶を準備しておきましょう。 |
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巣箱作りのための工具 丸鋸 まず必要なのが材木を切断す電動丸鋸です。 手鋸で切断するのは、材木が切れる前に、息が切れます。 ホームセンターで販売しているものは、丸鋸で7千円〜8千円、 スライド丸鋸で3〜4万円ほどです。できればスライド丸鋸を購入したほうが良いです。 まっすぐ切断できます。 上の画像はプロ(大工が使うもの)仕様で、丸鋸が4万円前後、スライド丸鋸が12〜13万円です。 ホームセンターで販売している安い道具は、プロの使用に耐えません。 しかし日曜大工程度なら、安いもので大丈夫でしょう。 インパクトドライバー インパクトドライバーも必需品です。 最近は、釘打ちよりも、ビス止めが主流です。 工作をするのなら是非そろえましょう。 ホームセンターで1万円前後で売っています。 上の画像はプロ仕様で、3万円ほど。 あと、参考までに巣枠式の巣箱を作るとしたら、 材木加工機(通称万能機)、電動溝きり、アクリル板切断用防塵カッタ、等が必要です。 電動工具の使用は怪我をしないように気をつけて下さい。 特に丸鋸類は、油断をすると指が飛びます。 私の亡き父も、丸鋸で親指をなくしました。 小指をなくすと、その後の人生にも影響が大きいですよ。 道具の紹介は別ページで詳しく紹介しています 参考にしてください⇒こちら |
ミツロウの準備 捕獲する時に必要なものですが、最近はなかなか手に入らないようです。 飼育経験のある人なら、採蜜するつど副産物としてできるのですが、ミツバチの飼育をしたことが無い人は、入手するのが難しいようです。 少し前までは、ネットで購入も容易でしたが、最近はほとんど在庫切れのようです。 ただいま在庫がある販売サイトは「藤原養蜂場」でしょうか(1月6日現在) 他のサイトは全部在庫切れのようです。 私の所のミツロウは、巣箱購入者に無料添付する分で精一杯で、販売に回すほどの量を確保できていません。 申し訳ありません。 セイヨウミツバチのミツロウでも、捕獲できると聞いたことはありますが、私は実験したことが無いのでなんともいえません。 初めて捕獲に挑戦する方は、是非ともニホンミツバチのミツロウを入手してください。 友人、知人に飼育している方がいたら、分けてもらって、それができなかったらネットで購入ということになります。 私のミツロウ製作の様子はこちら(日記から) ミツロウ塗りの様子 待ち桶を仕掛ける前日、外側(巣門付近を中心に)と、内側(天井を中心に)塗ります。 湯銭で溶かして、刷毛で塗っています。 この日は、4月27日で分蜂も間近なので、部屋の窓が少しでも開いていると、匂いに誘引されてミツバチが迷い込んできました。 バーナーで熱した鉄ヘラで延ばして塗っても結構です。 キンリョウヘンも必要だけど、ミツロウはそれ以上に捕獲の必需品です。 蘭が無くても、ミツロウだけでも捕獲は可能ですから・・・・。 塗り方の動画は⇒こちら |
飼育場所の選定と確保 捕獲前に飼育場所を選定確保しておきましょう。⇒こちら |
待ち桶とキンリョウヘンの置き方 私が待ち桶にキンリョウヘンを添える時は、切花にする場合と、鉢のままおく場合があります。 切花は、目の届かない場所におく場合です。 目の届かない場所とは、自宅から離れた神社などで2〜3日に一度見回りに行くようなところです。 このようなところに、花の咲いた蘭を鉢のまま置いておくと、高い確率で盗難にあいます。 とても気落ちします。 切花なら持って行く人はいませんし、盗難にあっても気落ちしないですみます。来年もまた咲きますから。 切花は長持ちしませんから、簡単に取り替えられるようにします。
家でドリンクのビンに生けて持ち運びます。 現場ではしおれたビンと新しいビンを取り替えるだけです。 早く、簡単に取替えられます。 蘭をたくさん持っている方は、この方法がいいのではと思います。 ミツロウの塗り方の動画に上記の方法が説明されています⇒こちら 蜂が花について受粉をしてしまうと、花はミツバチを呼ばなくなり、すぐしおれてしまいます。 鉢のままおく場合は、自宅の庭とか、知人の庭とか、盗難の恐れのないところにしましょう。 白い洗濯ネットには4号鉢がすっぽり入ります。 鉢全体が入らなくても、鉢の上部、花の部分をカバーできればOKです。 青いネットは大きいネットで、鉢を全部入れてつりざげて使います。 洗濯ネットでの捕獲の様子。2009年5月1日 このときは、小さめのネットで花の部分だけネットを被せています。 午前10時頃でしょうか、昨日から訪花していましたが、突然大群がやってきました。 すぐにキンリョウヘンに取り付きます。 ほどなくして、すべて待ち桶に入りました。 |
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網を張った箱も作ってみました。 網は寒冷紗です。 上が蓋になっていて、ここから蘭を出し入れします。 自作する時は、必ず筋交いを入れてください。 ミスマフェットのような大きな鉢を入れます。 筋交いを入れてあるので、重い巣箱を乗せてもびくともしません。 ミスマフェットの誘引力は強力のようで、すぐ蜂を呼びます。 蘭は受粉しなければ花が長持ちしますし、蜂も呼びます。 蘭の手持ちの少ない方は、花にミツバチが付かないように工夫して、1群でも多く捕獲してください。 |
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分蜂誘導板 古い竹を割って約30センチ角に張り付けたもの 使用例は⇒こちら 制作費はかかりませんので、作っておいて損はありません。 ミツロウを塗ると効果大。 飼育群の付近にセットしておくと、その分蜂群がしばしば取り付きます。 |
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