2010年捕獲記録
 


 
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   日記と内容が重複する内容もありますが、
2010年の捕獲の実際を時間を追って紹介します。
参考として、2009年の捕獲統計が残っていたので紹介します。

2010年の捕獲時に新しく配合した誘引液を使用してみました。
その使用方法と結果は⇒こちら
 
    
2009年は待ち桶の数25個、総捕獲数13群(2人での成績)

 
   
2010年は待ち桶の数30個、総捕獲数11群(18日現在、3人での成績)
山古志での捕獲成績とあわせた統計はこちら
 

 
   2010年の捕獲記録

 
 4月30日
 5月3日
 5月6日
 5月7日
 5月17日
 5月18日
 5月31日
 6月7日
 6月15日
 
 4月30日 待ち桶設置

寒かった2010年の春も、ようやく暖かくなり、先日28日頃から自然巣からの探索蜂を確認していましたので、
待ち桶を設置してきました。
待ち桶一式を積んで出発です。
神社の軒下に設置しました。

私は、神社6箇所、知人の庭、畑の隅に4箇所、計10箇所に設置しました。
捕獲の確率は、神社の境内の方が圧倒的に高いのですが、神社の近くに、知人宅もあるので、
置かせてもらっています。

設置場所は、私の自宅から約10キロ離れた里山の裾です。
見回るのに時間がかからないように、各所は結構近くに設定しています。
設置場所が離れていると、見回るのに時間がかかり、ガソリン代もかかりますので・・・。

4月11日の日記に書いた1斗枡の丸胴も設置してきました。

4月30日の設置に先だって
私は、設置する場所には事前にすべて了承を得て設置しています。
設置しに行くにも、見回りに行くにも、安心していられますから・・・・。

神様には寸志をお供えし、知人にはハチミツなどを手土産に・・・・。
これが結構大事なことで、来年のこともありますし、仁義は通しておいた方が
後々よい結果になります。

ちなみに、ランはまだ開き始めたばかりで、切花にできません。
もう少し後になるでしょう。
私は、ランを設置する場合、すべて切花にします。
設置場所が自宅から離れている上、結構人目にも付きますので。
過去に盗難にあったことがあるので、それ以来すべて切花です。
とてもショックでした。
切花なら、持っていかれれも来年また花は咲きますから、
そもそも切花にしておくと、誰も持って行きません。
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   5月3日 捕獲第1号


5月2日

5月2日

5月3日
5月2日、神社の境内の樅の大木の脇に設置した待ち桶とキンリョウヘンに、多数の探索蜂が来ましたが、
9時半頃来た蜂の大群は、20メートルほど離れた木の洞に入居してしまいました。
自然の物件には勝てませんでした。次の分蜂に備え、ミンリョウヘンを切花にして置いてきました。

翌日3日、昨日入居失敗の待ち桶に入居しました。分蜂は続けておこっているようです。



某神社の床下

農家の小屋の脇
キンリョウヘンを設置すると、探索蜂が多数寄ってきます。
ここも、分蜂が近いでしょう。
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   5月6日 予兆なしの箱に入りました

某神社の床下。午後3時の見回りで、入居確認。
ここは4日にキンリョウヘンの切花を設置したものの、まったく探索蜂が来ていなかった箱でした。
他の待ち桶には、探索蜂が多数来ていたので、そちらの捕獲を期待していたのに、予想外でした。

この場所は、去年の一番遅い(5月24日)捕獲の場所でしたので、今年も遅いのかと思っていましたら、案外早かったです。
いつ入るとか、どのような状態になれば入居するとか、ちょっと一般的に言えないところがありまして、
ミツバチが、気に入ってくれたら入ります、としか今のところ言えません。

一度捕獲できた場所は、ほぼ毎年入るので、待ち桶を多数仕掛けて入る場所を見つけることが大事だと思います。

その日のうちに巣枠式巣箱に強制収容します。手順は⇒こちら
移した直後は、多数のミツバチが乱舞しますが、30分もすれば収まります。
すべての蜂が収まった、午後7時以降に移動します。蜂場はここから15キロ離れています。
あまり振動を与えないようにゆっくり運転します。
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   5月7日 冷たい雨の日

寒冷前線が通過して、昨日より気温も下がり、冷たい雨が降りました。
どの待ち桶にも、探索蜂の姿は無し。こんな日は見回りも行かなくていいようです。
 

 
   5月13日 冷たい雨の日

またしても寒冷前線が通過して冬のような寒さです。待ち桶に探索蜂の姿は無し。
飼育群も外勤を休んでいます。
 

 
   5月17日 気温が上がり再び分蜂模様

昨日より天気が回復し、気温が上がり待ち桶に探索蜂が寄ってきました。
友人の待ち桶(巣枠式巣箱を直接待ち桶にしている)に、昨日、今日と1群づつ入居しました。
巣枠9枚全部入れて待ち桶としました。
直接巣枠式巣箱に入りました。山里にある知人の庭の隅に置きました。
盗難の心配が無いので、巣枠式巣箱を置けます。薄めた墨を塗って黒くしています。
朝の日光が当たっていますが、西日はあたらないところです。

分蜂群がやってきた方向には神社があります。約100メートルほど先です。
その神社を調べると・・・・。

神社の床下

この部分からミツバチが
暗くて見えないのでフラッシュ撮影すると・・・・
ミツバチがたくさん出入りしていました。おそらくこの巣からの分蜂群が入ったものでしょう。

私の待ち桶には入りませんでした。

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   5月18日  私の箱にも入りました
朝、見回りに行くと、2〜3匹のミツバチがいたので、今年から試験的に使用している
誘引液をあたりにスプレーしてみました。
午前8時30分頃の写真です。
スプレーをすると、すぐに多数のミツバチが集まってきました。
傍らにキンリョウヘンも置いてありますが、あまり興味がないようです。
次々と数多くのミツバチが出入りを始めました。

先日まで1〜2匹のミツバチしかいませんでした。先日までは、スプレーの効果はありませんでした。

午後3時頃、再度見に行くと、中に蜂球があり入居を確認しました。
すぐに巣枠式巣箱に移し変え、夜に蜂場へ移動しました。
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   5月31日 今年の捕獲はほぼ終わり。あまり成績がよくありませんでした。


5月20日に、設置している神社にその日までと約束していたので、私の待ち置け10個を全部撤去してきました。
例年ならほぼ分蜂も終わるのですが、今年は春に寒波が来たせいで、遅れていた群が今頃まで分蜂しているようで、知人からの捕獲報告が相次いでいます。
いつも捕獲できる神社の待ち桶に探索蜂がまったく来なかったのですが、ずっと置いていれば捕獲できたのかなぁ、と思っています。
6月の半ばまでには、今年の捕獲の概要をまとめたいと思います。
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   6月7日 まだ探索蜂の姿が見えます

探索蜂の姿は見えるけれど以降捕獲にいたらず
6月10日すべての待ち桶を撤去し、捕獲は終わりにしました。

しかし、山古志(新潟の山間地)からの捕獲報告が入っています。
山間地では、まだ分蜂が続いている模様です。
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   6月15日

山古志から、捕獲成績の統計数値が入ってきましたので
グラフにしてみました。

ちなみに、山古志は新潟でも有数の豪雪地域で、サクラの開花も5月連休以降の地域です。
分蜂期が1ヶ月ほど違うようです。

4月26日〜5月18日までの捕獲は胎内市での捕獲
5月19日〜6月13日の捕獲は山古志での捕獲です。
 
   
山古志での捕獲成績は、今年から始めたKさんからの報告です。
胎内市で、捕獲できている時、山古志ではまったく捕獲できないで、
Kさんもあきらめかけていたら、5月22日以降次々と捕獲に成功しています。

結局、今年から始めた人としては異例の10群を捕獲しました。

胎内市付近でも5月末に捕獲報告が入っていましたので、
今年は3月、4月の寒波のせいで分蜂期間が長かったようです。

今年の捕獲期も終わりました。
初めて捕獲に挑戦して捕獲できた人、そうでなかった人いろいろあったようです。
1度でも捕獲経験がある人は、毎年捕獲できているようです。
やはり、最初の1群が大きな壁のようです。

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   2010年に使用した誘引液について

捕獲時にキンリョウヘンの代用になるものはないかと、
ニホンミツバチの好む匂い物質を配合して作ってみました。
成分中にハチミツを配合していますので、常温ではアルコール発酵してしまいます。
冷蔵保存でも発酵は進みます。
冷凍以外、長期保存はできません。

キンリョウヘンほどの誘引効果はないようです。
キンリョウヘンがないときでも、ある程度の誘引効果が期待できます。

捕獲経験がある方には、必要ないでしょう。(捕獲のノウハウを知っているので)
この液があると、必ずたくさん捕獲できるというものではありません。
捕獲未経験者の最初の1群の捕獲に、多少の力にはなると思います。

この誘引液の販売はしておりません。

販売用専用待ち桶のセットに付属しています。
販売用専用待ち桶は⇒こちら
   
   

霧吹きに入れて使用します
 
   
 
   
このような待ち桶に探索蜂が数匹来ている状態のとき
周囲に噴霧します。
待ち桶に直接噴霧すると、アリがたかります。

朝、7時〜10時頃に効果があります。
 
   
 
 
   
   

効果があった待ち桶 その1
神社の境内の待ち桶
キンリョウヘン併用
探索蜂が数匹来ている状態。

9時頃あたりに誘引液を噴霧
すぐに100匹前後のミツバチが集まる。

その日は捕獲ならず。
翌日9時頃、分蜂群入居。 
   
   
   
   

効果があった待ち桶 その2
巣枠式の巣箱に直接入居
 朝8時頃、探索蜂が数匹来ていた。
(前日までは探索蜂の姿はなし)

すぐに誘引液をあたりに多量に噴霧。
5分ほどで、数10匹のミツバチが集まる。

次第に蜂の数が増える。

11時頃大群が飛来、入居。
   
 
 
   
  2010年の捕獲のうち、誘引液を使用したのは6群ですが、
あきらかに誘引液の効果によるものと思われるのは、2群でした。

朝7時〜10時頃が効果があります。
探索蜂が数匹来ている状態のとき、あたりに噴霧するとすぐに数十〜数百のミツバチが集まります。
効果のないときもあります。

キンリョウヘンの手持ちがたくさんあれば、必要ないでしょう。
   
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